ジャイアンツで“覚醒”…?巨人、いきなり躍動する新戦力(1)リーグ優勝への“起爆剤”に
昨季は、屈辱の2年連続Bクラスに沈んだ読売ジャイアンツ。復権を目指す今季は、阿部慎之助新監督が就任。現在はやや調子を落としているが、一時はリーグ首位に立つなど、強豪復活の気配が漂う。中でも、ルーキーや移籍組など新戦力の活躍が際立っている。今回は、今シーズンの巨人で躍動している新戦力を紹介したい。
エリエ・ヘルナンデス
投打:右投右打 身長/体重:185cm/89kg 生年月日:1994年11月21日 経歴:アメリルーゴ校 - レンジャーズ 今季5月に読売ジャイアンツへ加入となったエリエ・ヘルナンデス。加入後はまさに打線の起爆剤となっている。 ヘルナンデスはメジャーでのプレー経験を持ち、テキサス・レンジャーズの傘下マイナー時代には、筒香嘉智(現:DeNA)とチームメイトだった。 今季5月28日のソフトバンク戦で来日初出場を果たすと、第1打席で有原航平の高めに浮いた球を捉え、いきなりの初安打を記録。このヒットから、ヘルナンデスの勢いが止まらなくなった。 5月30日のソフトバンク戦では、東浜巨から3ランホームラン。4点ビハインドの状況から、一気に流れを引き寄せた一打となった。 また、6月2日の西武戦では2回裏に好プレーを披露するなど、外野守備でも奮闘。さらに、同試合で3安打をマークすると、6月5日のロッテ戦まで3試合連続の猛打賞を記録した。 長距離砲ではないが、大振りせずにコンパクトなスイングでヒットを量産するヘルナンデス。今後、他球団からのマークが厳しくなった際に、どのような打撃を見せられるのか注目したい。
ベースボールチャンネル編集部