職員派遣など能登豪雨への支援について話す一見知事＝県庁で

　石川県内の豪雨被害を受けて、三重県は23日に輪島市に職員2人を派遣した。一見勝之知事は24日午前10時半からの定例記者会見で「寄り添いながら支援をしていきたい」と継続的な追加支援をしていくことを明らかにした。 　北陸地方では、秋雨前線や低気圧の影響で局地的な大雨が降り、石川県北部の輪島市と珠洲市、能登町で線状降水帯が発生。21日午前10時すぎに大雨特別警報が発令された。24日午前10時時点で県内の死者は7人、行方不明2人、安否不明者も輪島市と珠洲市の14～80歳の男女5人に上っている。 　三重県によると、総務省から輪島市へのカウンターパートの支援要請を受けて、23日午後1時に県庁防災対策部の職員2人を輪島市役所に派遣した。職員2人は同日夜に金沢市に到着し、きょう早朝に輪島市へ向かったものの、午前9時すぎの段階で「道路が混雑していて、まだ到着していない」旨の連絡があったという。 　一見知事は「1月の震災で苦しんでいる被災地が、また大雨に見舞われた。明日の三重県の姿であると肝に銘じながら、追加の支援をしていきたい」と話した。