先制点を許すも、連続3得点を挙げた湘南が逃げ切る!伊久間監督「ベンチも含めて、全員で戦って得られた勝利」【F1ファイナルシーズン|記者会見/湘南vs北海道】
12月22日、Fリーグ2023-2024ディビジョン1のファイナルシーズンが行われ、湘南ベルマーレとエスポラーダ北海道が対戦した。 立ち上がりから積極的にシュートを打つ湘南。再三チャンスを作るも活かすことができず、ドローのまま第2ピリオドへ。 早めに得点を奪いたい湘南だったが、ハーフタイム直後に隙を突かれ相手に先制点を許す。しかしこの失点で火が付いたのか、1分後に華麗な崩しから本田真琉虎洲が確実に決め切り、すぐさま同点に。さらには林田フェリペ良孝、牛迫蒼海の追加点で、逆転に成功。1点差にまで追いつかれたが、ラスト相手のパワープレーには守備の集中を切らさず、3-2で勝利を収めた。 試合を終え、伊久間洋輔監督と萩原真夏選手が記者会見に出席した。
“想定内”のゲーム展開に
●湘南ベルマーレ|伊久間洋輔監督 ――試合を振り返って。 平日の昼間からたくさんのサポーターの方に来ていただいてありがとうございます。そしてこのような素晴らしい会場で試合ができることを、本当に感謝しています。 試合は北海道さんが引いてくるのを想定して、シュートまでいくトレーニングをいくつかしてきました。本当は先に得点したかったのですが、カウンターで奪われてしまいました。 ただそこから選手たちが集中を切らさずに、同点から追加点まで、全員の力を集結できたのではないかなと思います。そのあとさらに追加点を取れればよかったですが、北海道さんも苦しい状況で(戦ってきたため)、最後の圧力が苦しかったです。それでもベンチも含めて全員で戦って、得られた勝利だったかなと思います。 ――前半に得点が奪えない状況から一転して、後半は3得点を挙げていました。ハーフタイムで改善点などを伝えたのでしょうか? 改善点というよりも、“想定内”のゲーム展開だよねというところを伝えました。後半は片方のサイドではなく、逆サイドに振るといった部分はトレーニングをしてきたので、それをもう少し出していこうと話しました。 また、プレスから得点を奪うというところもみんなとは共有していたので、そこを頑張っていこうよという風には伝えました。結果、定位置攻撃とトランジションで得点が奪えたことは非常に良かったかなという風に思います。 ――改めて、今節の3得点についてどのような評価をされていますか? ナタンと(堀内)迪弥の方でピボにしっかりとおさめて、他の選手が走り込んだり、逆サイドで1対1をしたりするところから得点を奪いたいという狙いがありました。牛迫がとった点などは理想的な形だったと思います。やはりジャッピーが非常に頑張ってくれて、ジャッピーらしさを見せてくれました。3ゴールとも非常にうちらしい得点だったと思います。