福島県いわき市は７月２０日から８月１８日までの３０日間、市内の久之浜・波立、四倉、薄磯、勿来の４海水浴場を開設する。例年、「海の日」（７月の第３月曜日、今年は７月１５日）を含む３連休に合わせて開設してきたが、梅雨明けの時期や入り込み状況などを考慮して開設期間を後ろ倒しする。開設時間は午前９時から午後４時まで。 　２０日に開いた市海水浴安全対策会議で決めた。開設場所は昨年夏と同じ。７月２０日に勿来海水浴場をメーンに海開き式を行う。期間中、ライフセーバーを配置する他、各海水浴場実行委員会が日本サーフィン連盟福島支部と連携して安全対策に取り組む。 　期間中、海水浴場内の空間線量を毎日測定して来場者の見やすい場所に掲示する。地元から要望のあった砂浜の線量の測定・公表も検討する。市は今年度、市内６地点で海水中のトリチウムの分析・公表を予定している。 　市によると、昨年（７月１５日～８月１５日）の市内海水浴場の入り込み客数は６万３９４７人で、同じく４カ所で開設した２０２２（令和４）年の１１万９８９７人に対し、約５割に落ち込んだ。