ライスおかわり“無料”の定食屋さん。何杯くらいおかわりしたら赤字になるの?
定食屋での「ライスおかわり無料」は、おなかいっぱい食べられるうれしいサービスです。特に濃厚な味付けのおかずの場合「もう少しご飯を食べたい」と思うこともあるでしょう。なかには、無料だからといってライスを何杯もおかわりする人もいるかもしれません。大食いの人が来店すればするほど、お店は赤字になってしまうのではと心配になるでしょう。 そこで今回は、ライスおかわり無料の定食屋で、ライスを何杯くらいおかわりすれば赤字になるのか考えてみました。おかわり無料はうれしいサービスですが、何事も適度が大切ですから、参考にしてみてください。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
ライス一杯の原価はいくらくらい?
米は水を合わせて炊くため、ご飯の重さと使用するお米の重さは異なります。ある米屋によると、ご飯の48%が使用する米の重さであるとのことです。例えば、中茶わんに140グラムのご飯を盛った場合、使用する米の重さは67グラムほどになります。これを基に10キログラム4000円の米を購入したとして、中茶わん一杯あたりの原価を計算すると26.8円になります。 ライス一杯の原価は、使用するお米の種類や値段によって異なりますが、全国農業協同組合連合会 兵庫県本部(JA全農兵庫)でも、10キログラム4000円の米で1杯あたり精米65グラムとした場合、ライス一杯分は26円であるとのことです。
ライスは何杯くらいおかわりしたら赤字になる?
ライス一杯の原価を26円とした場合、何杯くらいおかわりすると赤字になるのかについて調べてみました。全体の原価は、注文するメニューによって異なるため一概にはいえませんが、例えば、定食屋でライスの原価がメニュー料金の半分を占める程度で赤字になると想定した場合の目安は以下の通りです。 ●600円の定食:12杯程度 ●700円の定食:14杯程度 ●800円の定食:16杯程度 ●900円の定食:18杯程度 ●1000円の定食:20杯程度 ●1200円の定食:24杯程度 ●1500円の定食:29杯程度 あくまでも目安ですが、ライスを10杯以上おかわりしても、赤字にはならない可能性があることが分かります。ご飯を炊くには、水道代や電気代などもかかることになり、定食屋によっては漬物なども無料で提供している場合もありますが、それでも2~3杯程度のおかわりでは赤字にならないと考えられます。