卓球平野(沼津市出身)パリ見据え意気込み「練習成果 臆せず出す」
卓球のパリ五輪女子日本代表に内定している平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が20日、WTTコンテンダー太原(中国、21~26日)に向けた出国に合わせて羽田空港で取材に応じた。メダルを狙う本番を見据え「海外選手にしっかり目を向けていきたい。連戦の中で、練習でやってきたことを臆せず使っていく」と語った。 世界ツアーのサウジ・スマッシュはシングルス3回戦で東京五輪女王の陳夢(中国)に0-3。昨秋の杭州アジア大会ではフルゲームに持ち込んだが、国内代表争いが大詰めを迎えた中国勢は「五輪に向けて準備が進み、戦術がさらにしっかりしていた」という。シングルス、団体とも大きな壁になることを踏まえ、「勉強になった。見習いたい」と危機感をにじませた。 団体では8歳下の張本美和(木下グループ)とダブルスを組む可能性が高い。サウジ・スマッシュは初戦敗退したが、まだスタイルを模索している段階で、「短時間で集中して互いを理解できるかが勝負」と意気込んだ。
静岡新聞社