「不審者情報は共有して発信」防災アドバイザーに聞く防犯対策
被災地ではこれまでに不審者などの情報が相次いで確認されています。 今回の地震に便乗した犯罪に防災アドバイザーは警鐘を鳴らします。 石川県志賀町と隣接する七尾市の宿泊施設。 防犯カメラには、見慣れない不審な男がうろつく様子が捉えられていました。 また前日には付近で盗難事件があり警察に通報されました。 中島町小牧町会 辻田実事務局長「みんな避難しているときに空き家の鍵を触っている人がいた。2,3件物色していたようだ」 気象防災アドバイザー山下光信さん「みなさんが避難所に行ったら空き家は泥棒の入り放題」 地元の男性は、地震で被害にあった住宅の片付け作業をしていた際、集落を不自然に行き来する千葉県の「成田ナンバー」のワゴン車を見かけたといいます。 不審者を見た地元の男性「娘が『あの車おかしい』と言って見たら自分と目が合うと穴水の方へ逃げた。他県ナンバーやから怪しいと思った」 気象防災アドバイザー山下光信さん「不審者がいたら警察に言うか地域の人で『不審者がおったよ』と共有し、できれば夜回りして情報を発信していただきたい」 県は災害関連死を防ぐためにも2次避難所への一刻も早い移動を呼びかける一方、避難に伴い空き家状態が増える地域のパトロール強化を警察にも要請している。
北陸放送