福岡-純真が今大会初の継続試合 7点差の6回表2死二塁で激しい雨 コールド寸前だった/福岡
福岡大会1回戦6試合が行われ、春夏通じて初の甲子園出場を狙う公立校の香椎が7回コールドで初戦を突破した。1番桑畑颯人外野手(3年)が2本の適時打を放ち、3打点の活躍。リードオフマンとして計11安打9得点の打線をけん引した。福岡-純真戦は悪天候で今大会初の継続試合に。6回表2死二塁から再開される。香椎工は3年ぶりに夏1勝をつかんだ。 ◇ ◇ ◇ 福岡の初戦は雨のため、今大会初の継続試合となった。投打で純真を圧倒して序盤から有利に試合を進めたが、7点リードの6回表2死二塁で雨が激しくなって2度目の中断。7回コールド勝ち目前で、そのまま継続試合となった。 福岡市の同校に6時半に集合。久留米に移動して、中断を挟んで約4時間の試合だった。現在は期末テスト期間中で、3時間以上の勉強も必要。県内屈指の文武両道校ならではのスケジュールだ。だが、21年ドラフトでソフトバンクから育成3位指名された井崎燦志郎投手を兄に持つ暁志郎(きょうしろう)投手(3年)は「寝てから勉強します」と気持ちを切り替えた。この日は5回1失点で、連投の可能性もあるが「疲れを明日に残さないように、寝たり、ストレッチします」としっかり対応する。秀才軍団の集中力を発揮して、今日1日の第3試合で仕切り直す。【菊川光一】