現金詐取疑い 元労組事務員を逮捕 備前署、容疑を否認
岡山県警備前署は27日、詐欺、有印私文書偽造・同行使の疑いで、備前市、元労働組合事務員の女(42)を逮捕した。 逮捕容疑は、備前市内の会社労組に勤めていた2019年6~8月に計5回、組合員の男性が定期積立預金の払戻請求書を記入したように見せかけた書類を偽造し、岡山市内の金融機関から現金計約70万円をだまし取った疑い。「書類を偽造したり、無断で預金を引き出したりしていない」と容疑を否認している。 同署によると、容疑者は15~20年、労組事務員として勤務。組合が23年10月に告発していた。他に約580万円が無断で払い戻されており、関連を調べる。