8店舗が軒を連ねる4階の「SHIBUYA SAKURAGAOKA BEER HALL」のイメージ

　渋谷・桜丘の大規模複合施設「Shibuya Sakura Stage（渋谷サクラステージ）」（渋谷区桜丘町）に7月25日、新たに37店舗がオープンする。（シブヤ経済新聞） 【写真】3階に出店する「KATE」グローバル旗艦店のイメージ 　渋谷・桜丘エリア約2.6ヘクタールを一体的に整備する大規模再開発のランドマークとして昨年11月に完工した同施設は、39階建ての「SHIBUYAタワー」などで構成するSHIBUYAサイドと、30階建ての「SAKURAタワー」などで構成するSAKURAサイドなどの街区を展開。完工以降、カフェ「スターバックス ティー＆カフェ」「ハーブス」、カジュアルレストラン「富士屋本店」、コンビニ「LAWSON＋toks」、歯科やクリニックなど20店舗がすでに営業を開始している。事業に参画する東急不動産と地権者が所有する区域がある。 　25日にオープンするのは、SHIBUYAタワー地下2階～地上5階と、SAKURAタワー地下1階～地上5階の商業区画に出店する37テナント。地下2階はファストフード「マクドナルド」が出店。同1階の2店舗は、韓国料理酒場「韓国酒場コッキオ」と、ビューティーサロン「HAIR DRESSER by atelier Haruka」。地上1階には3店舗が出店し、表参道で営業していたバー「Bar comfit」がリバイバル出店するほか、麻布十番のものまねショーパブの姉妹店「DAIKON」2号店、ラーメン店「渋谷かっちゃんラーメン」がオープンする。 　2階には、「渋谷の人たちの利便性を向上させる」店舗として3店が出店。スーパーマーケット「東急ストア」のほか、東急不動産と「まちづくり協定」を結ぶカルチュア・コンビニエンス・クラブ（CCC）が企画に携わり食をベースにした地域応援・生産者支援を行う「CHEEAT TOKYO（チート トウキョウ）」を初展開。キャメル珈琲は「カルディコーヒーファーム」の新業態を出店する。 　3階は、日本のコンテンツ・ポップカルチャーをリアルとデジタルの両面で発信する位置付けで6店がオープン。メーキャップブランド「KATE（ケイト）」初のグローバル旗艦店をはじめ、サンリオキャラクターの中から不定期で「一押し」キャラクターをセレクトして発信する「Sanrio」、ゲーム実況集団「高田村」初の公式ショップ、アニメイトが展開する「POP ＠P SPACE-SHIBUYA-」、短期間で取り扱うキャラクターを変える「キャラコレ」が店を構え、イベントスペースも展開する。 　SHIBUYAサイド4階は、21店舗が出店し、カルチャーとフードが交わる「サクヨン」エリア。CCCが展開する、約16万冊を在庫する大型書店「TSUTAYA BOOKSTORE」やシェアラウンジ「SHARE LOUNGE」、アートコミュニティースペース「re-search」に加え、インディークリエーター向けの拠点「404 Not Found」がオープンする。商店街をイメージするフードホール「FOOD MET（フードメット）」は3エリアに17店舗を集積。「SHIBUYA SAKURAGAOKA BEER HALL」には、東急不動産とタッグを組み施設内でビールを醸造するビアレストラン「SHIBUYA BREWERY」、アパレルブランド「STABLER」がプロデュースするミートサンド店「STABLER SHIBUYA」、国産生米麺のフォーとスパイスカレーを中心にするアジア料理店「Stand Pho You」、ピザ店「Ciel Pizza」、唐揚げと酒を提供するビストロスタイルの「プレフリトーキョー」など8店舗が出店。同エリアは8店舗で一つのレストランと捉えモバイルオーダーを導入する。「404 Not Found」に併設する「404 Kitchen」は「チャレンジ」をテーマにポップアップレストランが出店するエリア。オープン時は、立ち飲み居酒屋「立ち飲み JUICCCY」や1年限定店舗として、広尾のミシュラン1つ星「熟成鮨（ずし）万（よろず）」の店主・白山洸さんが「実現したかった」という1品から頼めるアラカルトのすし店「熟成鮨 万～離れ～」などが営業。「渋谷 By STREET」は、すし店「SUSHI SOUL」、鉄板ステーキ専門店「鉄板 BANANA STEAK」、メキシカンダイナー「ラ・エスキーナ SHIBUYA」など6店舗で構成する。 　5階はコーヒーショップ「タリーズコーヒー」が出店する。 　先駆けて今月21日には、JR渋谷駅新南改札が移転し、供用を開始するほか、国道246号線下で桜丘方面とつながる新地下道「渋谷駅西口地下歩道」も開通する。