韓国大統領警護責任者が辞表、大統領代行は特別検察官任命で新たな提案
[ソウル 10日 ロイター] - 韓国大統領警護庁の朴鍾俊長官は10日、崔相黙大統領代行に辞表を提出した。崔氏は辞表を受理した。 朴長官は、先週に尹錫悦大統領に対する拘束令状を執行しようとした捜査官を警護庁職員らが阻止したことに関連し、公務執行妨害の容疑で捜査を受けている。10日に警察に出頭し、先月3日の戒厳令宣布を巡る内乱容疑の捜査で拘束令状が出されている尹錫悦大統領は現職大統領として不当な扱いを受けていると述べた。その後、辞表提出が発表された。 崔氏は10日、捜査当局と大統領警護庁との膠着打開に向け、国会が特別検察官を任命する法案を準備することを提案した。これに先立ち崔氏は、野党が支持する特別検察官法案について独立した人物が任命される保証がないとして拒否権を行使していた。