「ガンダムSEED」フリーダム&ズゴックを人間大コスプレで再現「体の傾きに合わせてモノアイも動きます」<コミケ104>
漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。8月11日・12日には、世界最大規模の同人誌即売会として知られる大型イベント「コミックマーケット104」(コミケ104)が東京ビッグサイトにて開催され、2日間で26万人が来場するなど大盛り上がりとなった。 【写真】「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」マイティーストライクフリーダムガンダムのコスプレを披露したなつはさん WEBザテレビジョンでは、そんな「コミケ104」のもう一つの見どころであるコスプレエリアにクローズアップ。会場を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施し、それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。 ■「コミケ104」を彩ったコスプレイヤーたちのこだわりとは? ■「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」マイティーストライクフリーダムガンダム/なつはさん 今年公開された映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」に合わせて、最速で仕上げました。ガンダム(コスプレ衣装)の製作は2回目ですが、今回は“歩きやすさ”と“視界の広さ”にこだわり、多くの方とコミュニケーションを取りやすいように仕上げた点がポイントです。自分以外の人には着ることのできないワンオフのコスプレになっているのも肝ですね。翼の部位は展開可能なものと取り替えることもできるので、さまざまなポーズでフリーダムの魅力をお届けできるんじゃないかなと思っています。 ■「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」ズゴック/ガンドくん(製作者:白飯生活さん) ズゴックには明確な頭部がないので、全体のバランスに気を付けました。SDに合わせると小さすぎになり、リアルサイズに合わせると胴と脚の長さのバランスが取れないため、子供のサイズ(ガンドくんは小学2年生)に合わせたフォルムに落とし込みました。腕や脚は内側を包まずにU字にして、ポージングの可動域を確保できるようにしています。モノアイは体の傾きで動かせるよう、頭部内側にレールを仕込みました。シャア専用ズゴックをベースに、ツノ、腕のシールド、腰パーツを脱着することで、SEED版ズゴックへの換装ができるようにもしています。 ※回答は白飯生活さんより ■「ゼンレスゾーンゼロ」ニコ・デマラ/山崎さん ニコの髪形を忠実に再現するためにウイッグは3種類作成して、最終的なデザインを決定しました。背中に来る部分は自然に揺れるよう、弾力のあるふんわりとした巻き髪を採用して。ツインテールと前髪には、パーマ液を層ができるくらい何度も使い、その上でヘアスプレーを使って固定しました。そうして仕上げたウイッグはふんわりと柔らかいのに、スタイルはしっかりと維持されていて。上海から日本への配送でも形が崩れなかったので、仕上がりにはとても満足しています。 ■「ゼンレスゾーンゼロ」カリン・ウィクス/宮御なでさん 衣装でこだわったポイントは、スカートのボリュームを出すためにワイヤーのパニエを仕込んだことですね。ネットで購入すると、実物を見た際に「ちょっと違うな…」となることが多かったので、今回は店舗まで行き、実際に目で見て一番しっくりくるものを購入しました。武器に関しては、今回は大きな造形になるので、撮影時には写真映えするポージングを心掛けました。写真だと見えにくいのですが、後ろに背負ってる熊のリュックは、既存のぬいぐるみを改造して製作したものになります。 ■「ゼンレスゾーンゼロ」アンビー・デマラ/いろさん こちらのコスプレでは表情とポーズにこだわりました。今回は武器を用意できなかったので、武器なしでも格好良さを伝えられるよう、ポージングは結構練習してきて。アンビーはクールで強いイメージのキャラクターなので、そうした雰囲気を表現できていたらうれしいです。 ■9月以降も全国で大型コスプレイベントが続々開催 こうして大盛況のうちに終了した「コミケ104」に続き、コスプレが楽しめる大型イベントは9月以降も全国で続々と開催予定。「東京ゲームショウ2024」(9月26日~29日、千葉・幕張メッセ)、「池袋ハロウィンコスプレフェス2023」(10月25日~27日、池袋東口エリア)、「東京コミコン2024」(12月6日~8日、幕張メッセ)、「コミックマーケット105」(12月29日・30日、東京ビッグサイト)なども控えている。 はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。 ◆取材・文=ソムタム田井