子どもと家事シェア:新学期はお手伝いスタートに最適な季節【インフルエンサー アリカ】|Mart
家事を細分化してみる
では実際に、家事シェアするために最初に取り組むことをお伝えします。まずは、ご家庭のすべての「家事」を書き出してみましょう。 家事といえば「炊事・洗濯・掃除」が代表的なものになりますが、それ以外にも家族構成やライフスタイルによってさまざまだと思いますので、ジャンルごとにリストアップしてみるといいですね。 その際のポイントが、できるだけ細分化するということ。先ほどのお風呂に関することも「お風呂の掃除」だけで捉えていると「お風呂を入れる係」には至らなかったと思うので、日々の家事動線に沿ってすべて書き出すことが大切です。
家族みんなで家事を役割分担化
家事は「家」の「事(こと)」と書きます。今となっては家族みんなで取り組むことがわが家のルールになりました。 例えば洗濯を役割分担化したわが家の場合… 1.仕分け→ネットに入れるなど、各自で 2.洗濯を干す→私か夫 3.乾いた洗濯物をクローゼットに戻す(2階分)→長女 4.乾いた洗濯物をクローゼットに戻す(1階分)→次女 それぞれが家族分を担当しています。 *ただし、息子は自分のものだけを片づけるお約束 ただ、こうした役割を無理なく分担するために、仕組みを整えておくことが大切です。 仕分けするためのカゴやネットがきちんと用意されているのか、洗濯物を収納するスペースが明確に確保されているのか、家族全員で役割を共有できているのか、などです。 これらを踏まえて、家事を分担してみましょう。
外での活動を参考に
お子さんの年齢によって、どのような家事シェアができるのか。その目安について、わが家では園や小学校など外での活動が基準になります。 例えば、まだ幼稚園に入園したばかりの3歳児だと、園ではおもちゃの片付けや自分の身支度が活動のメインで行われます。自分のコップや手拭きタオルを所定の位置に置く、リュックやアウターを自分のロッカーに戻す、など。 そこから年長になる頃には、給食の配膳も行うようになります。これらの行動を基準に、ご家庭でも家事シェアを取り入れてみるといいと思います。外の活動でできることは、家でもできる。お子さんの力を信じて任せてみましょう! いかがだったでしょうか。 家事は、誰か一人だけが頑張りすぎない。家族で話し合いながら、ぜひ少しずつ家事シェアを取り入れてみてください。 写真・文/アリカ