バレンシア対レアル・マドリー戦で起きた珍事。アンチェロッティ監督「前代未聞」
よって、アンチェロッティのプレーが切れるうんぬんはルール上は正しくないのだが、慣習上プレーが終了した感があるタイミングーー多くはボールがアウト・オブプレーになった時ーーに吹かれることが多いので、文句を言いたくなるのはよくわかる。
クリアのタイミングで「ピッ、ピッ、ピー」でもアンチェロッティは不満だっただろうが、ベリンガムの劇的なゴールでぬか喜びした後ほどの怒りではなかったはずだ。
バルセロナが翌日の試合に引き分けて、レアル・マドリーとの差が縮まらず、このジャッジが首位戦線に影響しなかったので、騒ぎは鎮静するはず。でないと、またくだらない陰謀論ーー審判買収説ーーに煩わされるところだった。
文:木村浩嗣
木村浩嗣