川端選手が日本選手権で4位 陸上競技男子400㍍ 三重・松阪出身
パリ五輪リレー、可能性残す
第108回日本陸上競技選手権大会兼パリ2024オリンピック競技大会日本代表選手選考競技会(日本陸上競技連盟主催)4日目が6月30日に新潟市のデンカビッグスワンスタジアムであり、男子400メートルで川端魁人選手(25)=三重県松阪市嬉野津屋城町出身、中京大クラブ所属=が4位に入りリレーでの代表入りの可能性を残した。 大会は男女共に17種目を実施。各種目の参加標準記録を上回り、かつ設定された全国ランキング順位以内の選手などが出場できる。 パリ五輪は大会終了時点までに参加標準記録を突破し、優勝した選手が日本代表に即時内定。参加標準記録突破またはワールドランキング(Road to Paris)で出場資格を得た選手が、後日選考される。選考では日本選手権の順位が優先されるため、3位以内(既に内定者がいる場合は2位以内)に入ることが重要となってくる。 川端選手が出場した400メートルのパリ五輪参加標準記録は45秒00。既に佐藤拳太郎選手(29)=富士通所属=が44秒77、佐藤風雅選手(28)=ミズノ所属=が44秒88で記録を突破している。 川端選手は23人が出場した予選で46秒10と全体6位で通過した。 決勝は佐藤拳太郎選手が棄権し7人で行われた。川端選手は3レーンを走り、反応タイム6位でスタートを切ると前半から積極的なレースを展開。後半も粘り強く走りきり46秒24で4位に入った。3位以内に入ることはできなかったが、5月の世界リレーでの貢献などを考えると、補欠を含めて6人が選出されるリレーでの出場の可能性を残した。