地元メディアは好投の大谷を途中降板させたソーシア采配をバッシング!
また大谷のピッチング内容を絶賛する報道も目立った。 スター・トリビューン紙は、「大谷はツインズにとってマウンド上の恐るべき相手であることを証明した。ツインズの選手は、スカウトのリポートからは、わずかしか学ぶことができず、1-2で敗戦した日曜日に投手としての大谷が本物だったことを知った」と伝えた。 同紙は、プレーボールと同時に大谷の95マイル(153キロ)のフォーシームを引っ張り三塁強襲のヒットを放ったものの、3回の2打席目には、一転して、すべて変化球で攻められ3球三振した1番打者のブライアン・ドジャーのコメントを紹介した。 「三振を取ることのできるボールを持った投手も、時には失投というミスを犯す。打者は、そのボールにタイミングを合わせておく必要があるが、大谷は失投をしたとしても、それをヒットにされることがないほどのボールの質を持っていた。初めて彼と対戦してみて、そこがとても印象深かった」 大谷は、ツインズ打線から11個の三振を奪って圧倒したが、「大谷は攻撃的な打者に対しても有効に攻めることができる。打者が速球を待っていれば、彼はカーブ、スプリットを落とし込むだろう。もし弱点を見つければ、それを利用して投げ込んでくる」と、そのクレバーさに注目。 そして、ポール・モリター監督の「この日、うちの打者を打ち取った球の多くは速球以外の変化球だった。私たちの打線は、彼ができる限り思いっきり速球を投げ込んでくるという考えが頭の奥にあったように思う」という談話を紹介した。ツインズ打線は大谷の頭脳的なピッチングに翻弄されたのだ。 またスポーツイラストレイテッド誌は、ローガン・モリソンの「彼はおそらく世界最高の選手だ」というコメントを紹介した。昨季38本塁打をマークしたモリソンは、この日、6番に入って2安打を放ったが、「彼はとても良かった。まだ23歳。もっとこの先、良くなるだろう。彼は、過去に誰もやったことのないこと(二刀流)に取り組んでいる。エンゼルスのクラブハウスにはもう1人、素晴らしい選手がいる(打者としての大谷)。マウンド上と、打席でやっていることを踏まえれば、おそらく彼が世界で最高の選手だ」と、大谷を絶賛した。全米を席巻している大谷の二刀流は勢いを増すばかりだ。