「リザーブという1番難しい立場を」卓球早田ひな ”4人目メンバー”への愛あるメッセージに感動の輪広がる「本当に心優しいし強い」
パリ五輪で女子団体銀メダル、シングルス銅メダルを獲得した早田ひながインスタグラムを更新。パリ五輪を戦ったメンバーに感謝の気持ちを記し、改めて感動の輪が拡がっている。 【画像】早田がリザーブメンバーへの感謝の気持ちをつづった内容全文 早田はパリ五輪、左腕を負傷しながら臨んだシングルスで銅メダル。平野美宇、張本美和とともに臨んだ団体で東京五輪に続き、銀メダルに輝いた。 初の五輪でエースの座を任され、重圧とも戦いながらしっかり結果を残した。 早田は大会を終えたタイミングでインスタグラムを更新。「今回一緒に団体戦を戦ってくれたひらみう、美和ありがとう」と見事なコンビネーションで銀メダルを獲得した平野美宇、張本美和に対し、感謝の気持ちをつづった。 さらに続けて記したのは”4人目”木原美悠への想いだった。「そして美悠様」と木原に対して「リザーブという1番難しい立場を最後まで明るく楽しそうにやりきっててすごいなと思いました」と自身も東京五輪で経験したリザーブの立場を慮りながら、言葉を紡いだ。 木原に対して「怪我をしてから試合前はほとんど練習してもらっていましたが、1時間半の練習時間を取っていてもテーピングの巻き直しなどで15分ぐらいしかできなかったり、痛みがあり練習メニューが限られてしまったりなかなか思うように練習出来ない私を最後まで勇気づけてくれて自信を持たせてくれてほんとに感謝しています」。 リザーブの難しさについても言及。「リザーブという立場は裏で1番動かなきゃいけないですし選手が誰か棄権になった時のために自分の練習もしなきゃいけない、本当に難しい立場です。でもメダルを貰えるのは3人だけ、おめでとうと言われるのも3人だけです」としながら続けて「出場する選手は当たり前に頑張っていますがリザーブはそれ以上に朝から夜まで頑張っていると思います」と陰の貢献をたたえた。 その上で「だからこそ木原選手も認めてもらいたかったし4人で頑張ったと思ってもらいたかったです」と続けた。結果として団体戦で銀メダルを獲得。激戦の裏には”4人のメダル”へのこだわりがあったことを明かした。 「美悠様にとって素敵なオリンピックになってたらいいなと思います 本当にありがとう」と感謝の気持ちを示した早田。 エースとして大会に臨みながら、周囲のメンバーにも心配りを忘れない早田らしいメッセージには感動の輪がひろがっている。 「リザーブを経験してきたひなちゃんだからこそ理解できるお話ですね」「ひなちゃんほんとに心優しいし強いし同じ女性として憧れで大好きです」「いろんな人の痛みや気持ちがわかる早田さんの人間性がすばらしいなと感じたパリ五輪でした」「読んで涙が出てきました」と反響が拡がっている。 支えてくれた人に感謝の気持ちを示しながら、日本のエース、早田は再びロス五輪の舞台を目指し、修練を積んでいくという。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]