お客さまから「もっとメイク投稿してほしい」と言ってもらえる 【二刀流美容師:「SHIMA」高殿七海スタイリスト】
ヘアだけでなく、メイクアップもこなす美容師を“二刀流美容師”としてピックアップする連載企画。インスタグラムによる集客が主流となった今、ヘアスタイル投稿だけでなく、メイク投稿もできるとサロンユーザーの関心をより引き付けられるため、注目度が増している。第5回は「SHIMA HARAJUKU(シマ ハラジュク)」の高殿七海スタイリストに、 メイクを始めたきっかけや、美容師がメイクもやることのメリットを聞いた。 【画像】お客さまから「もっとメイク投稿してほしい」と言ってもらえる 【二刀流美容師:「SHIMA」高殿七海スタイリスト】
WWDJAPAN(以下、WWD):メイクにはどのように取り組んでいる?
「SHIMA HARAJUKU」高殿七海スタイリスト(以下、高殿):撮影のとき、モデルのメイクを自分で行っている。お客さまにメイクのアドバイスをする機会も多く、トレンドメイクをお伝えするほか、「今日のヘアカラーだったら、こういうメイクが合いますよ」「新しい髪色だと眉カラーやリップはこういう色が似合うと思います」といった感じで、ヘアカラーに合わせた提案を行うことが多い。
WWD:メイクにはいつから取り組み始めた? また、どのように勉強している?
高殿:子どもの頃からメイクは好きだったけれど、初めて他人に施したのは美容学生のとき。メイクも含め、トータルに自分のイメージを表現したいと思い、モデルの撮影時にメイクも手掛け始めた。「SHIMA」に入社後は、アシスタントのときから、お客さまからメイクに関する質問をしてもらえるようになった。現在の情報収集方法は主にSNS。特にユーチューブをよく見ている。
WWD:メイクの需要は感じている?
高殿:「今どんなメイクが流行っているのか分からない」「自分に合うメイクが分からない」と悩んでいるお客さまは多く、アドバイスをすると喜んでもらえる。最近ではお客さまから、インスタグラムのDMで「もっとメイクを載せてほしい」と言ってもらえたり、来店した際に「インスタに載っていたメイク、どうやってやるのか知りたい」と聞いてもらえたりする機会も増えた。ヘア関連の投稿だけをしていた頃と比べて、お客さまの反応が全然違う。画像や動画の保存数を見ても、需要はかなり高いと思う。メイクを始めたことで、自分の認知度が上がっていることや、集客につながっていることも実感できる。