急増!?『断熱リフォーム』の効果を体験 「冬場は窓から熱が6割ほど逃げると言われている」重要ポイントは『内窓』 リフォーム前と後を比べると違いは一目瞭然
家の「断熱リフォーム」を行う人が増えているといいます。一体どんなメリットがあるのか取材しました。 【写真で見る】断熱リフォーム『施工前と施工後』の部屋に記者が入る…サーモカメラで比較してみると
国の補助金も活用して『内窓』を設置「こんなに簡単につけられるんだ」
閑静な住宅街に突如やってきた大きなトラック。荷台にのっているのは、大小さまざまな「窓」です。家に運び込み、もともとある古い窓の内側に新しい窓を取り付けていきます。 (施主)「断熱リフォームの一環として内窓をつけていただきました。中古の戸建てを昨年買ったんですけど、古いなりの断熱性能なのではという不安があって」 実はいま、光熱費の高騰から、省エネ対策として断熱リフォームを行う人が増えてきているのです。施主のご自宅では今回、20枚の内窓を設置。費用180万円のうち約100万円を国の補助金で賄うことができ、工事は一日で終わりました。 (施主)「こんなに簡単につけられるんだなと思って驚いています」 (SENSHO HOUSE ※施工会社 坂梨めぐみ営業サポート)「結露だったり遮音効果だったり、いろんな利点がありますので施工も増えています」
リフォーム前とリフォーム後の部屋を比較
断熱リフォームとはどんなものなのでしょうか。建材・住宅設備メーカー「LIXIL」のショールームで体験しました。記者が断熱性能が乏しい家を再現した部屋に入ってみました。 (記者リポート)「足元から非常に冷気を感じます。暖房はついていますが、頭の周りは暖かいけれど足元は冷たいというムラも感じます」 そして、窓辺に手を伸ばしてみると…。 (記者リポート)「非常に冷たい隙間風を感じます」
部屋の外は0℃。サーモカメラで見てみると、窓辺を中心に大部分が青く染まっています。 続いて、壁や天井に断熱リフォームを取り入れた部屋に入ってみました。 (記者リポート)「足元に全く冷えを感じません。頭の上から足元まで 均一に暖まっている感じがします」 サーモカメラで見ると両者の違いは一目瞭然。記者の足元も温まっているのがわかります。