橋本愛×中川大志、10年に渡る恋愛奮闘記『早乙女カナコの場合は』2025年3月公開決定!
併せて公開された場面写真は、映画『愛なのに』『まなみ100%』『市子』等のスチールを手掛けてきた柴崎による撮り下ろし。大学でカナコと長津田が手を取り合ってダンスをするシーンや家で2人だけのお祝いをするシーン、そして各々のワンショットと、恋愛中のカナコと長津田の姿が切り取られたものになっている。(高橋理久)
橋本、中川、矢崎監督、柚木(原作)のコメント全文は以下の通り。
橋本愛(早乙女カナコ 役)
大学に通えなかった自分にとって、この作品はあらかじめ失われた青春を取り戻すかのような……というほど甘酸っぱい話でもないのですが、全く知らない世界を手探りで途方もなく歩く感覚、でした。 男とか、女とか、そのグラデーションとか、自意識、愚かさ、狡猾さとか、そんなものがわっと湧き上がってきて、葛藤して、ぐちゃぐちゃになって。でもそれこそがオリジナルで、そして何でもない自分自身なのだと、そんなふうに思ったんです。全然大人になんてなってなかった!
中川大志(長津田啓士 役)
長津田というキャラクターを知れば知るほど人間の奥深さが出てきて、とてもチャーミングです。この役は僕にとってまた新たな挑戦でもありました。映画の中で流れていく時間、変化していく季節が、苦しくも心地よかったです。
矢崎仁司(監督)
物語より、光景の積み重ねこそが、観る人の心に触れると信じて映画を作り続けてきました。素晴らしいスタッフとの出会いで光景が映し撮れたと思います。ぼんやりした不安の世界をサバイブする彼、彼女たちに会いに来てください。きっと元気になれる。見えない鎖を解き放つ作品になると嬉しいです。
柚木麻子(原作)
あまりにも美しい愛についての映画で自分の原作かどうか、疑ってしまった。