卓球・早田ひな「2人がいてこその私」パリ代表を争った同学年の平野美宇・伊藤美誠への思い 決意を胸に全日本連覇へ挑む
◇天皇杯・皇后杯2024年全日本卓球選手権大会(27日、東京体育館) 全日本卓球選手権のシングルスでベスト4へ進出した早田ひな選手が、パリ五輪代表選考で争った同学年2人への思いを口にしました。 【画像】全日本卓球の女子シングルス決勝トーナメント ベスト4がそろう シングルス連覇がかかる早田選手は、準々決勝で長崎美柚選手と対戦。4-0と貫禄のストレートで勝ちで、準決勝へと駒を進めました。 この大会は2枠まで与えられるパリ五輪シングルス代表の最終選考大会。早田選手は、選考ポイントでトップを独走し、大会前にその座を手中に収めていました。 残りの1枠は同学年の平野美宇選手と伊藤美誠選手の戦いとなり、前日の6回戦で伊藤選手が敗れ決着。選考ポイント2番手だった平野選手がシングルス代表の座を確実なものとしました。 平野選手と伊藤選手を「小学生のときに雲の上のような存在で、そこを目指してやってきた」と思いを明かした早田選手は、「2人がいてこその私の立場だと思うので、枠が2つしかないのは本当に残酷だなと思う」と本音を吐露。 早田選手は、28日の最終日でシングルス連覇に挑みます。その先のパリ五輪へ「負けた伊藤選手の分までシングルスは金メダルを取りにいくという強い覚悟がある」と力を込めました。