【動画】ユニークなポスターで街に活気を ── 兵庫・伊丹の商店会若手店主ら
震災被害から20年。阪急伊丹周辺の活気を取り戻したい
シカ料理専門店店主が奈良公園で鹿に話しかけるような写真に「なにも取ってくろういうわけやないがな。」「しつこいようですが、写真はあくまでもイメージです。」というユニークなキャッチコピーがついたり。着物姿で犬を抱いた写真に「カワイイ~カワイイわ~(犬)」の文字が書かれたフォトスタジオのポスターなど、見ていて「あ~あるある」「そういうオチかいな」とクスっと笑ってしまうような作品が多く、道行く人も足を止め、ポスターに笑う光景が多く見られた。 同商店会会長で、中華料理店経営の甲斐智也さん(39)は「僕らはずっとココで育ってきて栄えた時も見てるし、阪神淡路大震災で大きな被害を受けて活気を失った姿を目の当たりにしている。震災から20年、そしてあの『活気』を取り戻せたらと思い、日下さんにアタックしました。この伊丹西台を元気にしていきたい」と話す。 ちなみに甲斐さんの店では、早くに亡くなった父親との写真や、バスのおもちゃで遊ぶ息子さんの写真に「親父、三代目はバスの運転手になる言うとるで。」というメッセージを添えたポスターを掲示している。
日下さん「地域活性が広まること、うれしい」
今回のポスター展に日下さんは「前にやった商店街の方から『ポスター展以来、商店街のことだけやなく、地域のことも考えるようになったと聞いてすごくうれしかったんです。今回は同年代の皆さんとやれたということもあり楽しかったし、これまでやってきたことを見てもらい、地域活性が広まることがすごくうれしいですね』と笑顔で話し、各店を回っていた。 伊丹西台ポスター展は、阪急伊丹駅が入る「リータ」の各店先などに展示されるほか、同駅近くの伊丹市西台エリアを中心とした計36店舗で展示される。期間は2015年3月1日までで、その間にスタンプラリーやポスター総選挙などが行われる予定。