飲酒運転で信号衝突か、同乗女性死亡 2月の事故、逃走の唐津市の男逮捕 容疑で唐津署
唐津市で2月、軽乗用車が信号柱に衝突して20代女性が死亡した事故を巡り、唐津署は10日、軽乗用車を運転して事故を起こした後に逃走したとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)と道交法違反(救護義務違反など)の疑いで唐津市神田、無職の男(28)を逮捕した。 逮捕容疑は2月11日午前3時ごろ、同市山田の県道で、飲酒でのアルコールの影響により正常な運転ができない恐れがある状態で軽乗用車を運転し、信号柱に衝突させ、同乗していた女性=当時(28)=の救護などをしないで事故現場から逃げた疑い。女性は同日、搬送先の病院で死亡が確認された。 同署によると、容疑者は「事故を起こしたことは間違いないが、酒を飲んでいないし、逃げたつもりもない」と容疑を否認している。 同署によると、容疑者と女性は知人関係。当時、通行人が事故に気付いて「車が(信号柱に)ぶつかって、大破している」と110番した。軽乗用車は農地に転落し、車外に女性があおむけに倒れていた。通報者が「もう1人いたが、いつの間にかいなくなった」と話したことなどから捜査していた。軽乗用車は女性の家族の名義になっていた。