全体相場がボックス推移でも上値余地がある好業績3銘柄
来週の日本株市場はお盆休みで閑散ムードが漂いそう。そんな中でも株価上昇が期待できそうな3銘柄とは?(撮影:今井康一)
8月10日の東京株式市場は、前日9日の米国株安を受けて、朝方は安く始まったものの、外国為替市場で円安が進行したことを背景とした押し目買いや、好決算銘柄を評価した買いが支えとなり、日経平均株価はプラス圏に浮上した。大引けにかけて一時は前日比300円高まで上昇する場面もあり、終値は同269円高の3万2473円と反発した。 来週(14~18日)は、2023年4~6月期決算の発表が一巡することに伴う手がかり材料不足に加えて、お盆休みによる市場参加者の減少もあり、売り買いともに手控え姿勢が強まりそうだ。その中で、国内では4~6月期のGDP(国内総生産)、7月の消費者物価指数、アメリカや中国の小売売上高など、発表が予定されている重要経済指標の内容によっては波乱の展開となる可能性もある。 来週の日経平均の想定レンジは3万2100~3万2800円とする。
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冨田 康夫