八代海の赤潮 熊本県内の漁業被害額約2億超える 9万匹の魚死ぬ
熊本放送
今年(2024年)5月以降、八代海で確認された赤潮の影響により、熊本県内の漁業被害額が約2億3000万円に上っていることが明らかになりました。 【写真を見る】八代海の赤潮 熊本県内の漁業被害額約2億超える 9万匹の魚死ぬ 熊本県によりますと、八代海では今年5月以降、4種類のプランクトンによる赤潮警報が出ています。 これにより、6月22日からきのう(7月3日)までに上天草市や天草市で養殖しているカンパチやシマアジ、ブリなど9万匹ほどが死に、被害額は約2億3000万円に上っているということです。 八代海では去年、赤潮の影響で過去4番目に多い約15億4400万円の漁業被害が出ています。 八代海では、今も極めて有害で高濃度のシャットネラ属のプランクトンが広い範囲で確認されていることなどから、県は漁業関係者に対して、養殖している魚にエサを与えないなどの対策を呼び掛けています。
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