「新築一戸建ての不要設備ランキング」が我が家に全く当てはまらない理由
2階にトイレは必要か?
近年の住宅には、1階と2階にそれぞれトイレがあることが多くなっています。 2階にもトイレがあることのメリットは主に次の2つです。 朝は通勤や通学の時間が家族の間で重なってしまいがちなので、家族全員がトイレを利用するためトイレ渋滞が発生してしまいます。 2階にもトイレを作ることで、毎朝のトイレ渋滞を解消することができます。 そして2階に寝室がある場合には、1階にしかトイレがなければ夜中にトイレに行く時に寝ぼけて階段から落下してしまうことにもなりかねません。 またトイレに行くのがつい面倒になって我慢したために、眠りが浅くなってしまうこともあるでしょう。 こんな場合でも2階にもトイレがあると非常に便利です。 そして来客があった場合にも、トイレが2か所あれば気軽に利用してもらうことができます。 一方、トイレが1か所だけの場合には建築費を抑えることができると共に、掃除の手間を省くことができるメリットがあります。 2人家族の場合にはトイレが1か所だけでも特に問題ありませんが、4人家族以上であればトイレが2か所あるメリットの方が大きいように思います。 また必要に応じて将来トイレを増設することができるように、新築時にあらかじめ配管工事のみを行っておき、押し入れなどのスペースをトイレに容易に変更できるようにしておく方法もあります。
オール電化は必要か?
調理や空調、給湯などの熱源をすべて電気でまかなうことができるオール電化住宅は近年増加している傾向があります。 ・電気・ガスの基本料金を一本化することができるので光熱費の削減につながる ・電気代が安く設定されている夜間にエコキュートでお湯を沸かしてタンクに貯めておけば、電気代を抑えることができる ・熱源を持たないためガスと比較すると安全性が高い(火災の心配が少ない) などのメリットがあります。 一方、オール電化向けの料金プランは夜間の電気代は安いものの昼間の電気代は割高になる、エコキュートや蓄熱暖房機などの導入コストが高額になる、停電が発生するとすべての家電が使用できなくなるといったデメリットがあります。 したがって昼間に使う電気が少ないご家庭や、太陽熱発電を導入しているご家庭などはオール電化のメリットが非常に大きくなりますが、日中にエアコンなどの家電を多く使用するご家庭では割高の電気代で使用することになるので、オール電化のメリットを十分に活かすことができません。 オール電化を検討する際には、ご家庭の生活スタイルや太陽光発電、蓄電池の併用を含めて検討することが大切です。