サニブラウンは10秒07で決勝進出 坂井隆一郎、柳田大輝も突破 決勝でパリ五輪参加標準狙う…セイコーGGP
◆陸上 ▽セイコー・ゴールデングランプリ(19日、東京・国立競技場) 男子100メートル予選で、世界選手権2大会連続ファイナリストのサニブラウン・ハキーム(東レ)が10秒07(追い風1・0メートル)の2組1着で決勝進出を決めた。今季4戦目で、10秒0台は3回目。昨年の世界選手権代表の坂井隆一郎(大阪ガス)は10秒10の同組2着。同代表の柳田大輝(東洋大)は10秒31(向かい風0・7メートル)の1組1着で予選突破した。 サニブラウンは昨年の世界選手権6位入賞のため、パリ五輪の参加標準記録(10秒00)を突破すれば即内定。18日に同会場で行われた前日会見で「気がついたら出ているかなっていう感じでずっとやってきています。明日出せたらいいなっていうくらい」と気負わず話していた。国立競技場での試合は2021年東京五輪200メートル以来となった。 ◆パリ五輪への道 参加標準記録(10秒00)突破した上で6月の日本選手権(新潟)で3位以内に入れば内定。サニブラウンは昨年の世界選手権6位入賞のため標準記録を切れば即内定する。同種目は56人(各国・地域最大3人)が出場できるため、6月30日までのワールドランキングで圏内に入れば出場権を獲得できる。
報知新聞社