銀行を訪れ融資を求めた男性 行員が詐欺と確信 SNSで中国人女性に誘導されたか 北海道
北海道釧路市で、50代の男性が銀行の窓口を訪れ、融資の理由を聞いた行員が詐欺と見破り、被害を食い止めました。 10月3日、みずほ銀行を訪れた男性は50万円の融資を相談しました。 窓口の女性が理由を聞くと、男性は「5万円分のビットコインを投資し1300万円に増えた。投資先から所得税470万円を47万円に減免できるので支払って」と指示されたと言います。 不審に思った女性は課長に報告。 「詐欺に違いない」と確信し課長が説得しますが、男性はTikTokで知り合った中国人女性が投資で儲けたと聞き、自分もやったら成功した」と簡単には聞き入れてくれませんでした。
更に男性は「女性から高級ブランドの財布をプレゼントされた。3つの店で買取金額を査定してもらうと扱えないと判定されたが、女性に話すと『私も騙された』」と言われ、信じ切っていたということです。 警察も到着して説得を続けると男性は渋々納得し、被害は食い止められました。 警察から3回目の表彰を受けた課長は「絶対詐欺と確信した。投資やロマンス詐欺を疑う案件は年間に数十件あり、今後も注意していきたい。」と話しました。
釧路警察署の本間博幸署長は「2人には感謝している。釧路管内の住宅で詐欺を疑う電話も増えている」として注意を呼びかけました。