立憲、12月にも次の衆院選へ1次公認 「衆参ダブル選はあり得る」
立憲民主党の大串博志選挙対策委員長は15日の記者会見で、次期衆院選の1次公認候補を12月中をメドに決める方針を明らかにした。10月に衆院選が行われたばかりだが、来年夏の参院選に合わせた「衆参ダブル選」の可能性も視野に準備を進める考えだ。 自民、公明の与党が衆院で過半数を下回る不安定な政治状況を踏まえ、立憲内では「ダブル選はあり得る」(野田佳彦代表周辺)との見方がある。大串氏は会見で、1次公認について「スピード感を持って考える」と強調。10月の衆院選小選挙区で敗れ、落選した約60人に対する意向確認や情勢分析を進め、公認候補の選定を急ぐとした。 会見に先立って行われた全国幹事長会議で、大串氏は参院選の「1人区」の候補者選びも「年内を念頭」に進めるよう各県連側に指示した。立憲は1人区での野党候補の一本化を進めたい考えだ。(大久保貴裕)
朝日新聞社