センバツ高校野球 王者帰還、祝福の嵐 健大高崎、市特別賞受賞へ /群馬
「優勝おめでとう」「感動をありがとう」――。県勢初のセンバツ優勝を果たした健大高崎の選手たちが1日、地元に帰ってきた。高崎市の同校で同級生や学校関係者から拍手で迎えられ、選手たちは「帰ってきた感じがする」と喜んだ。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 同日夕、同校の正面玄関前には選手たちの到着を待つ大勢の人が集まった。生徒会長の米山純太朗さん(3年)は「非常に誇らしく思う。春夏連覇に向けて頑張って」とエールを送った。 主戦の佐藤龍月(りゅうが)(2年)は「同級生に会えてうれしい。安心した」と満面の笑みを浮かべ、決勝で先発した石垣元気(同)は「夏の甲子園で155キロを出したい」と意気込んだ。 高山裕次郎(3年)は「新幹線で、知らない人に『おめでとう』と祝われて優勝の実感がわいた」とはにかみ、「甲子園が自分を成長させてくれた」と手応えを感じた様子。森山竜之輔(同)は「スタンドの仲間に、母が毎試合、泣いていたと聞いた。家族にいっぱい支えてもらったので、優勝できてよかった」と話した。 高崎市は1日、健大高崎に市文化スポーツ特別賞を贈ることを決めた。同賞が贈られるのは、2013年に第62回全日本大学野球選手権で初の日本一に輝いた上武大硬式野球部に続いて2例目。【日向梓、庄司哲也】 ◇布袋さん「素晴らしい‼‼‼」 SNSも話題沸騰 健大高崎の優勝はX(旧ツイッター)で「健大高崎」がトレンド入りするなど、SNS(ネット交流サービス)上でも感動や祝福の声があふれ、盛り上がりを見せた。高崎市出身のギタリスト、布袋寅泰さんは、Xの公式アカウントで「高崎市の誇り」とのハッシュタグをつけ、「初優勝おめでとう‼‼‼同じ高崎市出身者としてとても誇らしく思います!素晴らしい‼‼‼」と祝った。【田所柳子】