「空腹時は買い物に行かないように…」食品値上げラッシュの防衛術 生活経済の専門家がアドバイス 静岡
グラデボール日本平店オーナー・櫻田裕二さん: いろんなものが値上げをしている中で、同じ価格で商品を作ろうと思うとチープになってしまう。使っている食材が小さくなったり、質が悪くなったりするとどうしてもチェーン店と同じような味になってしまうという懸念があるのでそれは避けたい。常連のお客様からは頑張ってという支持はいただいている。ここまで続けてきたという自負もあるので何とか頑張っていきたい
グラデボール日本平店
グラデボール日本平店によると「トマト缶」はコロナ前からだと1.6~1.7倍になっているのを始め、チーズや肉はコロナ前の2倍、オリーブオイルはコロナ前の約3倍の値段になっているそうです。ちなみにオリーブオイルは月に5L缶を10本は使用するそうです。 オーナーの櫻田裕二さんは「値上げ続きで感覚がマヒ。以前の感覚では商品が作れない」と話しており「加えて人件費も上がっている」と嘆いていました。
4月食品値上げ2806品目に!
4月の値上げラッシュはどんなもので今後どうなっていくかについて見てみましょう。 帝国データバンクによれば4月の食品値上げ2806品目もあったそうです。 中でもハム・ソーセージなどの畜肉製品や冷凍食品など加工食品が 2077 品目を占め、全食品分野で最も多い結果となっています。加工食品が単月で2000品目を超えたのは、2023年4月以来、1年ぶりだそうです。 そして、今後の見通しついては、天候不順による原材料高や円安を理由とした値上げが本格化する可能性があり、さらには賃上げ由来の値上げも予想されるようです。
食品だけでなく家庭で消費するモノやサービスの値動きをより広く見るものとして「消費者物価指数」がありますが、4月19日に総務省が発表した消費者物価指数によれば価格変動の大きい生鮮食品を除いて前の年より2.8%上昇しているそうです。 2020年を100とした指数の動きを見てみるとの多少のジグザグはありますが、基本的には右肩上がりとなっているのがわかります。