阿寒休養村内のヤエベニシダレザクラ開花
北海道釧路市で活動する阿寒丹頂の里プロジェクト委員会(吉田守人会長)が保護育成するヤエベニシダレザクラが、赤いベレー裏阿寒休養村内の耐寒囲い内で開花した。 このヤエベニシダレザクラは、松前町の多種多様な桜を生み育て、日本の桜守となった浅利政俊さんが2013年に来釧した際「『釧路にはすごい桜がある』と市民が誇れる桜があればいいね」と願い、贈ってくれた苗木。この木を「緑いっぱい市民運動」世話人会が実習研修場「白樺ハウス」で成木になるまで育て、20年5月にヤエベニシダレザクラとシダレザクラを同休養村内に建てた耐寒囲いに移植した。 移植後の4年間を振り返り、吉田会長は「この4年で大きく成長したが、育成の仕方は手探りで行ってきただけに、8月にこの囲い内で行う櫻学第2講『桜援プロジェクト~八重の聖地づくり~』の中でしっかり学んで、休養村周辺のサクラと共に阿寒丹頂の里を地域の自慢となるよう育てていきたい」と話している。
釧路新聞