さかなクン、獨協大で軽妙トーク 参加者楽しませる講演会、海の生態系などの現状を説明 草加を訪れていた少年期の思い出も「草加せんべいは大好物のおやつ」
持続可能な開発目標(SDGs)について理解を深めようと、埼玉県の草加市と獨協大学は22日、同大学(同市学園町)で、東京海洋大学名誉博士で同大の客員教授、魚類や環境問題に詳しいさかなクンを講師に講演会を開いた。 埼玉・群馬間で異変?! 利根大堰でサケの遡上が激減、10年で1万8千匹超→64匹に 同じ魚道通るアユは増【写真2枚】
市は内閣府が進めるSDGs未来都市、自治体SDGsモデル事業の選定を受け、持続可能なまちづくりに取り組む。講演は選定を記念し、市と同大学が開催した。地域の親子連れ約400人が参加し、さかなクンの軽妙なトークを楽しんだ。 さかなクンは祖父母に会うため同市を訪れていた少年期のエピソードを披露。「草加せんべいは本当においしい。大好物のおやつ」などと草加での思い出を話した。 SDGsに掲げられる14番目の目標「海の豊かさを守ろう」について紹介。地球温暖化の影響で海の生態系が変わり、東京湾では海藻が減りサンゴが増えているなどの現状を説明した。 さなかクンはレジ袋や容器などプラスチックのごみが川や海を汚していると指摘。「燃えるごみ、燃えないごみをしっかり分けて、ごみを集める場所にちゃんと持って行くことが一番。マイバッグやマイボトル、マイストロー、自分のお気に入りをしっかり持ち歩いて使うことが大切」と呼び掛けた。