【ザ・作州人】 中日ドラゴンズ 加藤竜馬投手 目標は160キロ/岡山・津山市
「いまはもう10割です。大きな故障になる前に早めに休んで良かったと思います。もともと超ポジティブですし、プロの環境にも慣れ、前向きに取り組んでいます。先輩方もみんな親切。あとはゲーム中で実績を積んで、シーズン半ばには上に上がりたいと思っています」
名前は竜馬と書いて「りゅうま」と呼ぶ。中日に入団したのも何かの縁か。「生まれはうさぎ年ですが、辰年にドラゴンズに入団した。大きな出来事のときに運がいいし、巡り合わせはいい方。いろんな方と出会いがありました」
それにしても高校で大阪に出るのは大きな冒険ではなかったか。津山にいる中高生にメッセージを求めると「津山の中だけでは経験できないことがある。いろんなところに出て経験するのが一番」と話してくれた。
シーズンは始まったばかり。投手としての伸びしろは相当ある。目標は160キロ。堂々とした体格の加藤さんが1軍マウンドに立つ日はそう遠くない。(山本智行)
◇加藤竜馬(かとう・りゅうま)1999年5月13日、津山市加茂町生まれの24歳。美作スーパースターズヤングで野球を始め、高校は大阪偕星学園へ。亜細亜大、東邦ガスを経て2023年ドラフトで中日に投手として6位入団。背番号96。185センチ、100キロ。右投両打。家族は父・光祐さん(53)、母・典枝さん(50)に姉がいる。
津山朝日新聞社