【巨人】「うれしい気持ちになりました」岡本和真の41日ぶりタイムリー&激走ヘッスラを阿部監督も絶賛
◆日本生命セ・パ交流戦 西武1―4巨人(31日・ベルーナドーム) これぞ4番! 巨人・岡本和真内野手が41日ぶりのタイムリーに、激走ヘッドスライディングと気迫あふれるプレーでチームを引っ張った。 5回、先頭の吉川尚輝内野手が右前安打で出塁すると、すかさず二盗に成功。ここで岡本が左前へ鮮やかなタイムリーを放った。「ランナーを還すことだけ考えて打席に入りました。ランナーをかえせてよかったです」という主砲の適時打(本塁打除く)は、4月20日の広島戦(マツダ)の第4打席で中前適時打を放って以来。41日ぶりのタイムリーになった。 しかも、レフトから本塁へ送球される間に、一塁を迷いなくまわった岡本は、二塁へ勢いよくヘッドスライディング。本塁への送球が逸れ、二塁は完全にセーフのタイミングだったが、これには、阿部慎之助監督も「和真(岡本)があれだけ、二塁にボールが来ていないのにヘッドスライディングして。気持ちすごく前向きに出ていたので。ケガしてほしくはないですけど、うれしい気持ちになりましたベンチで見ていて」と笑顔を見せた。 岡本は4月まで得点圏打率が.412と勝負強さを見せていたが、5月は凡退が続きこの試合前までの得点圏が.243まで落ち込んでいた。しかし、今季は開幕からたとえ凡退でも一塁までの全力疾走は欠かさず、常に全力プレーを続けてきた。口数が多い方ではなく、闘志を前面に押し出すタイプでもないが、この夜のヘッドスライディングは内に秘める熱いハートが垣間見えた。
報知新聞社