初夏を告げる果実、『スモモ』の出荷が県内一の産地・呉市蒲刈町で最盛期を迎えています。 海風が吹き抜ける呉市蒲刈町の傾斜地では、島の温暖な気候を生かしておよそ２０軒の農家がスモモを栽培しています。 淡いピンク色に染まった実は収穫時期を迎えた合図。 およそ１３アールの畑でスモモを栽培する石井芳清さんも、この日、摘み取り作業に追われていました。 今年は春先の天候に恵まれたことから例年以上に甘みの詰まったスモモに仕上がったということです。 【蒲刈スモモ生産組合・石井芳清組合長】 「（見た目は）まるでピンクダイヤのようです。今が旬の蒲刈スモモを食べてもらって、幸せいっぱいな笑顔が見たいです」 収穫されたスモモは選果場に運び込まれ、傷や汚れがないか入念に確認し箱詰めされます。 蒲刈スモモの出荷は８月上旬まで続き、今年は、例年並みとなるおよそ９トンの出荷を見込んでいるということです。