【広島】「今日はどうしても勝ちたかった」西日本豪雨から5年 先発・野村祐輔が特別な日に今シーズン初勝利
◇プロ野球セ・リーグ 広島4-0阪神(6日、マツダスタジアム) 首位・阪神に完封勝ちを収めた広島。先発・野村祐輔投手が今シーズン初勝利をあげました。 野村投手は初回、2回とランナーは出すものの、内野ゴロに抑え危なげないピッチングを披露します。 3回以降も得意の打たせてとるピッチングで、計12個のゴロアウトを奪い、阪神打線に2塁を踏ませませんでした。 6回無失点の好投について「フォアボールもなく、打たせることができてよかった」と笑顔。小園海斗選手の先制ツーランホームランに対しては「完璧でした」とコメントし、小園選手は照れた表情を浮かべました。 「今日はどうしても勝ちたかった」と、このマウンドは野村投手にとって特別なものでした。 5年前の2018年7月6日は、西日本豪雨が発生。翌日7日の巨人戦で勝利をあげ、広島に元気を与えました。 5年がたった2023年7月6日もマウンドで結果を出し、広島ファンへ勝利をプレゼント。地元・広陵高校出身の野村投手は「僕自身広島で育ててもらったと思う」と思いを口にし、ファンから大きな拍手が送られました。 プロ12年目の野村投手は「野球ができることに感謝をして、これからも長く広島で頑張りたいと思います」と、地元での今後の活躍を誓いました。