『虎に翼』塚地武雅、3度目の朝ドラで抜群の安定感 親近感湧かせる“名バイプレイヤー”に
『おちょやん』では杉咲花と小気味いい掛け合いを見せた塚地武雅
『おちょやん』では、後半に登場する花車当郎を演じた塚地。戦時中に、杉咲花が演じるヒロイン・千代と防空壕の中で出会い、夫婦漫才のような即興の掛け合いをして、不安に震える人々を和ませるなど、しゃべくり漫才で名を馳せる漫才師の当郎を好演し、お茶の間も沸かせた。 当郎のモデルと思われる人物は、大正・昭和期の漫才コンビ「エンタツ・アチャコ」の一人で、戦後のラジオドラマでも俳優として活躍した花菱アチャコ。塚地が演じる当郎も、ラジオドラマの共演者として千代を誘い、千代が役者として再生するのを助ける重要なキャラクターだった。 今回、『虎に翼』に塚地が出演すると知った際、彼の演技力は折り紙付きなので、『おちょやん』の千代の時と同様、寅子の人生にとって重要な役割を担うことになる人物を演じるのだろうと、容易に想像できた。 六郎は、「頼まれると断れない男。タダ同然の依頼も引き受ける困った代表です……。でもそれはお金より人を守りたい気持ちの表れ! 役では猪爪寅子を支え、裏では伊藤沙莉ちゃんを支えられるよう頑張りたいと思います!」という塚地のコメントからも、六郎のサポートのもと、雲野法律事務所で寅子がどのように活躍するのか、期待が高まるばかりだ。 参照 ※ https://realsound.jp/movie/2024/01/post-1555136.html
清水久美子