「心技体全て意識」悲願のなでしこ1部昇格へラスト5試合 広島とのリーグ再開初戦 必勝期す ふじざくら山梨
サッカー女子・なでしこリーグ2部は、約3カ月の中断期間が明け、リーグ戦が再開されます。FCふじざくら山梨は29日に再開初戦を迎え、ホームでディアヴォロッソ広島と対戦。重要な一戦を前に、調整を進めるチームを取材しました。
■現在2位 "昇格圏"死守へ
山梨は10勝3分け4敗で勝ち点は33。1部昇格の可能性がある2位につけています。 この順位を維持できれば、1部・11位との入れ替え戦へ。ホームとアウェーの2試合で相手を上回れば、悲願の1部昇格となります。 残りは5試合で、3位との勝ち点差はわずか1。20節には現在5位の吉備国際大学Charme岡山高梁、最終節には首位を独走する岡山湯郷Belleとの対戦を控えます。
菅百花主将 「5節残っているが1試合も落とせない状況が続く。パス1本、シュート1本にこだわらないと昇格は見えてこない。心技体全て意識してやっていきたい」
渡辺海監督 「(広島は)高い順位にいるチームではないが、タフなゲームをやり続けられるチーム。相手に先制点を与えない、(攻撃面では)自分たちが相手に対して与えられる脅威をあらゆる局面で作ることが大事になる」
リーグ中断期間の7日に臨んだ皇后杯関東予選2回戦では、東京国際大(埼玉県代表)にPK戦で敗れ、まさかの初戦敗退。 悔しさを胸に、不動のセンターバックを務めるMF源関清花選手(27)や、公式戦4戦連続ゴール中のMF辻野友実子選手(27)は必勝を期します。
源関選手 「(皇后杯関東予選では)すごく情けないプレーをしてしまった。みんなに申し訳ないという気持ち。ディフェンスラインとしては絶対無失点。声をかけ合って足りない部分は補い合いたい」
辻野選手 「引き分けでもいけないし、勝たないといけない試合。一戦一戦大事に、目の前の相手に負けないように頑張りたい。このチームで昇格したいという思いがあるので、みんなで頑張りたい」