武尊が勝利へ飽くなき執念「なにがなんでもどんな戦いをしてでも絶対に勝ちたい」【ONE】
アジア最大級の格闘技団体「ONE Championship」の2019年10月以来の日本大会となる「ONE 165: Superlek vs. Takeru」(1月28日、有明アリーナ)の記者会見が1月25日、都内で開催された。 メインイベントで行われる「ONEフライ級キックボクシング世界タイトルマッチ」で王者スーパーレック・キアトモー9(タイ/Kiatmoo9 Gym)に挑戦するK-1 WORLD GP 3階級制覇王者の武尊(team VASILEUS)が「なにがなんでもどんな戦いをしてでも絶対に勝ちたいと思っている」と勝利への飽くなき執念を見せた。 武尊は今回がONEデビュー戦。当初はONEムエタイ世界フライ級王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ/ジットムアンノンジム)とワンマッチで対戦する予定だったのだが、ロッタンがケガのため欠場となったため、思わぬ形でタイトル戦が決まった。
会見で武尊は「ONEのデビュー戦とONEのタイトルマッチ、これが日本でできることがうれしいしすごく光栄です。今回の試合、今までやってきた格闘家人生と日本の格闘技界を背負って、必ずスーパーレック選手を倒して、世界最高峰のONEのベルトを獲るので当日は応援よろしくお願いします。必ず勝ちます」と必勝を誓った。そして「スーパーレック選手は強い選手なので簡単に勝てるとは思っていない。泥臭くてもどれだけぼろぼろになっても必ず勝つということを意識してやっている。一番ベストなKOで倒したいと思っているが、なにがなんでもどんな戦いをしてでも絶対に勝ちたいと思っている」と語った。 また会見ではチャトリ・シットヨートンCEOが今回実現しなかったロッタンとの試合の実現を期待するコメントを発したのだが、武尊は「うれしいことですが、次のことを考えていて勝てる相手ではない。今はスーパーレック選手に勝つことしか考えていない」とこれまで通り「スーパーレック戦に集中」の姿勢は崩さなかった。
対するスーパーレックも「今回、自分も日本で試合ができるのがとてもうれしいし、ワクワクしています。メインイベントを任されたことについてもとても光栄。自分としてもベストを尽くして、絶対に勝ちをもぎ取りたいと思います。日本のファンの皆さんをがっかりさせないように絶対にKO決着したいと思っている。もちろん武尊選手もそのつもりでしょうが、自分もそのつもりで向かっていく」とKO勝ちを約束した。 また、現在ONEで活躍するダニエル・ピュータスは2018年にK-1で武尊にKO負けを喫しているのだが、スーパーレックは「その試合は見ました。でも自分はダニエルではない。自分はスーパーレックです」と語った。