竹筒にともす、希望の明かり 安曇野市の穂高神社で神竹灯
安曇野市の穂高神社で、約1万本の竹筒に入れたろうそくの光が楽しめる「安曇野神竹灯(かみあかり)」が始まった。ほのかな光がゆらゆらと揺れ、訪れた観光客や家族連れなどが幻想的な光景を楽しんでいた。 【写真】山車が勢いよく衝突する穂高神社の「御船祭り」
1日午後4時から来場者と一緒に点火。高さ50センチほどの竹筒が境内に並び、一部は表面に精巧な竹細工がほどこされ、その間からろうそくの光がこぼれた。初めて催しに訪れたという大町市の自営業太田初美さん(71)は「ろうそくはLEDの明かりと違って目に優しく、癒やされる。神社の木々と相まってすごく良い雰囲気」と感動した様子だった。
市観光協会や宿泊事業者らでつくる実行委が企画し、12回目。2、3、8、9、10の各日の午後4~8時に点灯する。衛藤悦郎実行委員長(63)は「殺伐としたこともある世の中だが、来年に向けて希望の光を一緒にともしてほしい」としている。