兵庫知事、特産カニやカキ受領か 百条委の職員アンケ、理解の声も
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書を巡り、県議会の調査特別委員会（百条委員会）が実施した県職員アンケートで、斎藤氏が特産のカニやカキなどの贈答品を受け取っていたことを指摘する新証言が相次いだことが関係者への取材で22日分かった。「社会通念上の範囲」「追及するほどのことではない」と理解を示す声もあった。23日に中間結果として公表する。 関係者によると中間結果（回答者4568人分）では、斎藤氏の贈答品受領を見聞きしたとする人の割合が20.7％（946人）。自由記述欄で指摘された受領品目はさまざまで「出張先で知事や職員にカニのお土産を用意され、随行職員が固辞するとその職員の分も持って帰ったと聞いた」との回答が複数あった。 斎藤氏が県北部の但馬地域に出張時、県の旅費規定を超える宿泊費用のかかる施設への宿泊を希望し、実際に宿泊したとの記述も。もらった大量の野菜やカキを自宅に運ばせたとの情報や、新開発された靴を見て「その靴、ほしいです」と発言したとの内容もあった。
