鮮やか「対い鶴」家紋 桜ほぼ満開 三重・松坂城跡でライトアップ
三重県松阪市は、ほとんど満開を迎えた殿町の松阪公園(松坂城跡)の桜をライトアップしている。幻想的に浮かび上がる桜と石垣のコラボレーションを楽しむ花見客でにぎわいをみせている。今のところ9日までの予定だが、延長の可能性もあるという。 ライトアップは、約250本の桜が見頃を迎える時期に合わせて毎年実施している。昨年は3月24日から17日間実施し、延べ2万6380人が来場した。 期間中の午後6時から同9時まで、投光器29基とぼんぼり37基、あんどん16基を点灯する他、投影機2機を使って、表門跡奥の石垣に築城した戦国武将・蒲生氏郷の家紋「対い鶴(むかいづる)」や文字などを大きく映し出している。市立歴史民俗資料館北側では、市内事業者の協力で「竹あかりコラボライトアップ」、土日曜限定で本丸ライトアップも行う。 4日は午後6時すぎから多くの花見客が訪れ、スマートフォンで写真を撮ったりしながら花見を楽しんだ。 友人と訪れた市内の30代女性は「週末は天気が悪そうなのできょうしかないと思って来ました。きれいな夜桜の写真がたくさん撮れました」と笑顔で話した。 雨天の場合本丸ライトアップは中止。