リアム・ペインの死にワン・ダイレクションのメンバーが合同声明を発表 死因も判明
10月16日(水)にブエノスアイレスのホテルで転落死したリアム・ペイン。かつて一緒に活動したワン・ダイレクションのメンバーたち、ルイ・トムリンソン、ゼイン・マリク、ナイル・ホーラン、ハリー・スタイルズが合同で声明を発表した。 【写真】追悼 リアム・ペイン「ワン・ダイレクション」時代からソロで活躍した数々のシーンを振り返り
メンバーは1日経った17日(木)にインスタグラムにメッセージを投稿した。「リアムの訃報を聞き、完全に打ちのめされています。時が経ち、可能になればもっと話せることがあるでしょう。でも今は心から愛していた兄弟を失ったことを悲しみ、心の整理がつくまでしばらく時間をとるつもりです」と綴っている。「彼と分かち合った思い出は一生の宝物です。今は彼の家族、友人、そして私たちと共に彼を愛してくれたファンのことを思っています。彼がいなくなるのはとても寂しい。リアム、愛している。ルイ、ゼイン、ナイル、ハリー」。
また第1報ではホテルの3階の部屋のバルコニーから中庭に転落して亡くなったことだけが報じられていたが、検死の結果、死因が判明した。アルゼンチン当局によると「複数の外傷、内出血、外出血」で亡くなったそう。リアムの体には25の傷害があり、それは高所から転落したときに想定されるものだった。当局は「頭部の傷害は死に至るのに十分であり頭蓋骨、胸部、頭部、四肢の内出血と外出血が死亡に寄与した」と説明している。バルコニーからの転落が故意なのか事故なのかも明らかになっていなかったが、ブエノスアイレスの自治省のスポークスパーソン、パブロ・ポリッキオは「リアムはバルコニーから飛び降りた」と発言、事故ではなく故意だったことをマスコミに認めている。
ホテルの中庭で倒れているリアムが発見される直前、ホテルの支配人は警察に「ホテルにアルコールと薬物の影響下にある攻撃的な男がいる」「部屋を壊している。今すぐに誰か来てほしい」と通報していた。また「客の命が危ないかもしれないから今すぐに人を寄越して欲しい。部屋にはバルコニーがあるから、何かするのではないかと心配している」とも。アルゼンチンの雑誌『Clarin』はリアムの宿泊していた部屋の写真を入手して公開した。それを見ると木のテーブルの上には白い粉やアルミホイル、ライター、黒焦げになったアルミ缶の蓋などが置かれ、テーブルの表面には焦げ跡がついていた。またテレビの画面は割れ、その横に中身が半分入ったシャンパングラスが置かれていた。支配人の通報にあった言葉が正しかったことを裏付けていると見られている。また警察は部屋を捜索し、てんかんの治療や抗不安剤として使われているクロナゼパムを見つけている。薬物に関する調査は今も続いているそう。