「酩酊していて覚えていない」航空自衛隊の隊員、同僚にセクハラ 停職3カ月の懲戒処分に 背振山分屯基地(神埼市)発表
航空自衛隊背振山分屯基地(神埼市)は15日、同僚の女性隊員2人にセクハラ発言をしたとして、西部航空警戒管制団第43警戒隊の2等空曹の40代男性を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。 同基地によると、男性は昨年3月11日、職場の送別会を終えて同僚の女性隊員2人と福岡県春日市の飲食店で飲食した後、2人に性的な発言をしてうち1人の体を触った。隊員が同5月、上司に相談して発覚した。男性は「酩酊(めいてい)していて覚えていないが、事実ならば謝罪したい」と話しているという。 背振山分屯基地司令の荒木啓史2等空佐は「国民の期待を裏切るような事案を起こし、大変申し訳なく思っている。繰り返し指導、教育を徹底し、再発防止に努める」とのコメントを出した。 同基地では昨年10月、同僚隊員にセクハラをしたとして西部航空警戒管制団第43警戒隊に所属する別の2等空曹を停職1年の懲戒処分にしていた。