台風21号 2人死亡、580人けが 倒木や各種インフラ被害も/台湾
(台北中央社)中央災害対策センターは1日、台湾に上陸した台風21号による被害について、同日午後1時までに2人が死亡、580人がけがをしたと発表した。倒木や停電、断水、インフラ設備などの被害も報告されている。 けが人は北部・台北市と新北市に集中し、物的被害は9983件に達した。街路樹の倒木やインフラ設備の損壊が最も多かったとしている。 台風の影響で避難した人は1日午後1時までに、北部・基隆市、新北市、台北市など15県市で計1万1588人に達した。8県市に開かれた51カ所の避難所には1016人が身を寄せた。 停電は約88万7000戸で、断水は約5万8000戸で発生した。全戸の復旧は停電が2日午後11時ごろ、断水が1日午後11時ごろを予定している。 1日午後2時30分までに台風に関する陸上・海上警報が解除されたが、中央気象署(気象庁)は中部や南部などで非常に激しい雨もしくはそれ以上の雨が降る恐れがあるとして注意を呼びかけた。 (劉建邦/編集:荘麗玲)