選挙や汚職防止で改革へ バングラ、6委員会設置
【ニューデリー共同】バングラデシュ暫定政権を率いるユヌス首席顧問は11日の国民向けテレビ演説で、選挙制度や汚職防止などで改革を進める六つの委員会を立ち上げると明らかにした。地元メディアが伝えた。 ハシナ前首相を辞任に追い込んだ抗議デモを率いた学生らから打診を受け、暫定政権トップに就いたユヌス氏は改革を進める意向を示していた。 対象となるのは他に警察行政、司法、行政、憲法。元最高裁判事らが各委員会のトップに就き、10月1日から活動を始める。3カ月以内に改革案をまとめる方針という。 バングラデシュでは8月5日のハシナ政権崩壊を受け、総選挙で正式な政権が成立するまでユヌス氏が国の運営を担っている。演説では「民主的なバングラデシュの輪郭を描くことを約束する」と強調した。