広島市、平和記念公園全体で入場規制 「原爆の日」式典の会場 昨年よりエリア拡大
広島市は6日午前5時、平和記念式典の会場となる平和記念公園(中区)の入場規制を始めた。従来、原爆慰霊碑周辺の入場を規制していたが、「安全対策の強化」を理由に原爆ドーム周辺を含む公園全体にエリアを広げた。 【地図】入場規制エリア 公園利用者に園外への移動を求めた上で、6時半に6カ所の入場口を開設し、手荷物検査を実施。午前9時までの規制時間帯は、拡声器やプラカード、横断幕、ビラ、ヘルメットなどの持ち込みを禁止する。従わない場合、入場の拒否や園外への退去を命じることがあるとしている。参列者席そばでは金属探知検査もする。 市は、昨年の式典当日にドーム周辺でデモ参加者の一部が市職員に体当たりしたとされる事件が起きたのを受けた対応としている。
中国新聞社