ソロス氏設立の慈善団体、最高幹部が退任へ-運営は息子が譲り受ける
(ブルームバーグ): 資産家で慈善家のジョージ・ソロス氏が創設したオープン・ソサエティー財団(OSF)のプレジデント、マーク・マロックブラウン氏が退任する。OSFの運営はソロス氏の息子であるアレックス氏が担っている。
マロックブラウン氏はOSF職員宛ての電子メールで、「私は常にジョージ・ソロス氏のOSFとアレックス氏のOSFとの橋渡しをするつもりだった」と語り、「アレックス氏が会長の座を完全に引き継ぎ、OSFの再編成もほぼ完了した。(プレジデント就任から)3年余りが過ぎた今、私が退任し、アレックス氏にチームを率いてもらうのは適切なタイミングだだろう」と説明した。
マロックブラウン氏の後任には、バイスプレジデントのビナイファー・ノウロジー氏が選出された。就任は6月1日付。アレックス氏は昨年、OSFの運営を譲り受け、これまでに大幅な人員削減や事業見直しを図った。
原題:President of Soros’ Foundation Leaves After Son Takes Charge(抜粋)
--取材協力:Sheridan Prasso.
(c)2024 Bloomberg L.P.
Sophie Alexander