北朝鮮拉致被害者の田口八重子さん「生きている可能性高い」 蓮池薫さん、北海道新聞インタビューで語る
北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さん(66)=新潟産業大特任教授=は、2度目の日朝首脳会談から22日で20年となるのに合わせ、北海道新聞のインタビューに答え、1987年の大韓航空機爆破事件の実行犯と関係がある拉致被害者の田口八重子さん=失踪当時(22)=の名を挙げて「生きている可能性が高い」との見解を示した。北朝鮮が死亡したと主張する横田めぐみさん=同(13)=と松木薫さん=同(26)=についても生存の可能性があると述べた。 蓮池さんは78年7月、新潟県柏崎市内の海岸で、後に妻となる祐木子さんと拉致された。2002年9月の日朝首脳会談を受け、他の被害者と5人で帰国。2度目の会談が04年5月22日に行われたが、他の被害者の帰国は実現しなかった。蓮池さんは政府が認定した拉致被害者のうち未帰国の12人について「多くの人が生きている」と訴えてきたが、具体名を挙げて言及するのは異例。 ※北海道新聞デジタルで、蓮池薫さんへのインタビュー詳報を近く掲載します。